【実録】「うつ」なのに男の不妊治療 原因は奥さんだけじゃない。

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こんばんわ!ハイリー(@yoshinagan77)です。

私は「うつ」の間に辛い不妊治療を行ったことがあります。

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【実録】不妊治療 男にも原因はある

なぜ不妊治療を?

私には5歳になる娘がいます。
彼女は本当に「一発一中」かと思う位に順調に授かりました。
ただ、出産後、「小麦アレルギー」だということが判明し、今も除去食を食べながらすくすく成長はしております。

とそこで子育ても一段落つき始めた奥さんから「明るい家族計画」を求められ、仕事が爆裂に忙しかったけども私も普段から「子供は1人より2人以上がいい」ということを言っていた手前「No!」とは言えずに「明るい家族計画」を決行しました。

しかも、図書館でいろんな本を借りてきてはこの本を特に読まされました。



そして、「うつ」になった私にとっては苦難の始まりではあったのです。

治療方法

治療法は段階別にあり、できるだけ自然に近い状態から始めて、最終的には科学力による治療に移行していきます。

下記は奥さんと私が受けた治療方法です。

・タイミング法
 基本的に自然妊娠と一緒ですが、医師の指導を受けて妊娠しやすい時期を相談し、
 タイミングを見計らって行う方法で、時には排卵誘発剤も使用します。
 
・人工授精
 精子の数や運動率減退の為に卵子まで到達しない精子の為に、タイミング法と同様に
 妊娠する可能性が高い日を特定し、元気な精子のみを回収し、カテーテル(細い管)を
 使用して子宮腔内に直接入れ、精子が泳ぐ距離を短くして受精を助けます。
 タイミング法と同様、排卵誘発剤(内服薬や注射薬)を併用しました。
 私が「掘っ立て小屋」と呼ぶ精液採取室で個人プレーを行います。

・体外受精
 
妊娠の可能性を高くするために排卵誘発剤を投与し一度に複数の卵子を育てます。

 それを奥さんから取り出し、掘っ立て小屋で採取した自分の分身を体外で受精させ、
 無事、受精卵となったものを奥さんに戻すという方法です。

・その他(顕微授精)
 
我々は受診しなかったのですが、体外受精でもうまくいかなかった場合、
 精子数が少ない、運動率のいいのが少ない場合に、元気のいい精子を1匹、
 卵子へ直接、受精させるというもの。
 よくテレビなどで放映されているものです。

 では、それぞれの治療法の時の心境などを書きます。
 ちなみにこの頃はまだ「うつ」でもなく、仕事にも奥さんにも気合とその他を入れてました。

タイミング法

これは排卵予定日の1週間前後で自然妊娠に励むというもの。
ただ、男性にとってツラいのが自分のタイミングではないということ。

男は自分のタイミングを優先したがるそんな生き物だと思います。
でも、この時ばかりは奥様、いや、神様の言うとおりに行わなければなりません。

なので、仕事で忙しかろうが、体調が芳しくなかろうが、関係ないのです。
「その時」にいかに男気を放てるかが重要なのです!

私は「仕事」「体調」「その他」を理由に当初は拒みましたが、
後半からもめる原因にもなってきたので収入アップの為にトライした
大型プロジェクトを突き進めていく中、自分をコントロールして挑みました。

6か月トライしてうまくいかなかったら次のステージ「人工授精法」へ移ります。
少し延長して「7か月」まで頑張りましたが、ダメでした。
正直、滅茶苦茶しんどかったことを覚えています。

~教訓~
子供を授かろうとするなら男のタイミングは無用。
 
タイミング法
費用:医療費、薬代程度
期間:大体6か月
負担:男は黙って夜に男気をみせる。

人工授精

この時ばかりは自己制御できる男になった私でも心が折れることがありました。

心が折れたこと
・産婦人科という女の園に一人で足を運ぶということ。
・精液採取室(自称:掘っ立て小屋)で個人プレーに徹しないといけないこと。
 狭い天井筒抜け(防災の為)でしかも薄い板壁を挟んだ向こうにはベッドがあり、
 ホルモン剤治療で気分を悪くした女性がたまに横たわっていたこともある。
・男気をカップに放出し、自己処理する時の複雑な気持ちの持って行き方
・ストレスのせいで男気たちの運動率が低く、何度もトライしたこと。
 
当初は本当に心折れましたが1人で7回程通ううちになんとも思わなくなりました。
後半から「第二子授かる為じゃい!」とむしろ気合入れて望みました。

ただ、この辺りから仕事が忙しいことと不妊治療のこともあり、
過度なストレスを感じ始めたせいか頭が少しおかしくなってきてました。
この頃が「うつ」の始まりだったようでした。

Highly Sensitive Personは人の要望を応えようと自分に無理する気質です。
その気質も祟ってか自分の知らないところで何かが壊れ始めてたようです。

話は戻って、自然妊娠するには精子力も必要とされます。

その基準が下記の通りです。

この水準をクリアしないと精子自体の力で卵子まで到達しないのです。
なので、カテーテルで卵子近くまで濃縮した精子を注入するというのがこの方法。
 
この時期の私は「うつ」と抗うつ剤で運動率は最悪でした。
 
自然妊娠可能な精子の基準(WHO)
・精子の数: 1500万/ ml
・運動率 : 40%



NHKより
あなたの“精子力”は大丈夫? ニッポン“精子力”クライシス

ちなみに私は
・精子の数: 2100~25000万/ ml
・運動率 : 最大26% 最低8%(ストレスMAX時)

人工授精
費用:医療費、薬代+施術費(2万円程度/回 クリニックにより変化あり)
期間:大体6か月
負担:奥さんへのカテーテルによる施術による身体への影響(かなり軽度です)
   私はクリニックに単独で行くのに慣れるまで精神的にツラかった。
 
 
精子に悪いもの
・ストレス
・睡眠不足
・運動不足
・過度の飲酒、喫煙
・インスタント食品(カップラーメンは奥さんの前では食べさせてもらえませんでした。)
精子も年齢を35歳を境に精子が老化し始め、数、運動率が低下してきます。
それが男性不妊の原因です。
年齢的に気になる方は検査をオススメします。
教訓~
共同作業はなく、分業ですが大事な試みです。
しっかり、心して実施すること。(私はうつになりかけてましたが…)

体外受精

体外受精は本当に奥さんに負担がかかります。
ホルモン剤の投入による体への影響、人によっては起きられない人もいます。
また、定期的にクリニックへも行くことになるので、仕事・家事に影響が出ますので、
周囲の理解、協力は必要です。

奥さんは派遣社員で仕事上の都合がつけやすかったことや近くに義母もおり、協力的だったので、
我が家では「うつ」になった私以外スムースにことは進んでいきました。

男も仕事の調整が必要になる時期です。

この段階では奥様1人の戦いになってきますが、その奥様をサポートする必要が夫として求められます。ここでしっかり対応しておかないと死ぬまで恨まれますので心してかかりましょう。

体外受精
費用:医療費、薬代+施術費(5万円程度/回 クリニックにより変化あり)
期間:3か月(国・自治体による助成金により40歳未満は6回まで可能)
   トータル70万円以上は掛かってます。(助成金込み)
負担:奥さんの体への影響(我が家は卵巣が腫れるなどありました。)
事例:愛知県 特定不妊治療費助成制度
 
~教訓~
この時期は本当に男として協力が必要です。

私はうつでしたが、できる限りのことはしました。
というのは抗うつ剤を飲んでると薬の副作用で男気が出せないので、精液採取の時は精神科医と産婦人科医と相談して薬を飲まないタイミングを図って採取しました。ちなみに薬を飲まない2日間は死ぬことしか考えられず、エロいことを想像し男気を出さないといけないあの頃は本当に地獄かと思いました(苦笑)

しかし、エロスと人生はなんとかなるようです…

結果 無事懐妊

結果、無事奥さんは懐妊し、今年の春には男の子が生まれる予定です。

平成最後の男子として誕生する為に今のところ順調に育ってます。
いろいろと大変ことはありますが、男も自分事だと考えて奥様に協力しないといけません。

私は後半うつになり、大変な思いもしましたが、今は回復もし、おなかの中の子に話しかけてます。

元気な男の子に会えることを私は楽しみにしてます。

最後に

男が原因の不妊があります。不妊の約50%は男が原因です。
奥様事だと割り切らず、一緒に検査に行きましょう。


参考になれば幸いです。
以上、ハイリーでした。

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