沈みゆく組織の中で、ふっと思う。大抜擢

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本当にそうなった。

若手係長が社長に呼び出されたと聞いたので、課長昇進では?と返答していたが、本当にそうなった。

私が描いた盤面通りに、新しい課長が誕生する。

転職後入社数年でのスピード昇進。

だが、その肩書きに添えられたのは、栄光ではなく『重荷』だ。

動かないベテラン社員、口だけ達者で方向性ご曖昧な若い衆、数百万円のコンサルと、一億円の赤字。

その濁流の最前線に、彼は立たされた。

給料が上がると喜ぶ彼の顔を見ながら、私はその裏にある『綻び』を数えている。

まさに定額働かせ放題という奴隷チケットを手に入れたのにね。

私が彼に教えるべきは、マネジメントの極意ではない。

この船が沈む前に、いかにして『自分の価値』を外へ持ち出すか?

その一点に尽きるのかもしれない。

資産はイラン紛争で一時的に目減りしているが損失はない。

4月からボチボチ出張もありそうなのでそろそろ会社の制度を利用して蓄財、経験値を貯めて行こうと思う。

そして、静かに沈みゆく組織の中でふっと思う。

没落していく組織は少しでも光を見つけようと大抜擢を乱発するが一度始まった悪い流れは止まらない。

歴史は繰り返す。

仕事
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