今、私のいる組織は、外から見れば「まったりとした」空気が流れていて一見ホワイト企業だ。しかし、内側から見れば、それは確実に沈没へ向かう船の甲板上の光景だ。昨年度の業績は1.0億円程の赤字を垂れ流し、財務の健全性は失われている。
そんな中、営業部長の振る舞いが変わった。かつての熱意は消え、何を言われても「気にしない」という、ある種の境地に達している。彼は組織の限界を誰よりも理解し、自らの保身と凪を装うことに全力を注ぐ中高年の「静かなる退職」の真っ最中だ。
一方で、現場の希望である若手課長の動きも鮮明だ。彼は組織の理不尽さを冷徹に見極め、密かに、しかし着実に次なる職場への脱出準備を進めている。彼が去る日は近い。おそらく夏のボーナスがそのトリガーをひかせるだろう。
周囲が正常性バイアスに囚われ、危機感を欠いたまま「まったり」と過ごす中、彼らの行動は「この船にはもう未来がない」という答え合わせだ。私は彼らを見て、感情を排した観察者としてこの状況を楽しんでいる。
会社は「道具」に過ぎない。給与というインフラを使い、介護と育児のための時間を稼ぐ。いざとなれば「家族」を盾に全てを断ち切る準備はできている。組織が崩壊するその瞬間を特等席で眺めながら、私は今日も、自分の人生という本質的な課題を守り抜く。
そして、最大限会社の制度を利用しながら自由な時間と蓄財に勤しむつもりだ。
組織の死を内部から記録することは、何よりも残酷で、そして何よりも面白い「生存戦略」の授業だ。
そして、沈みゆく組織の中でふっと思う。
毎年リストラに遭うのは嫌だな😂
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