市場規模が10年前の半分にまで激減した国内の成熟産業。その荒波の中で、いまだに「昭和の成功体験」にしがみつく中小メーカーの姿は、悲劇を通り越して喜劇のよう。
私の知るある会社では、2期連続赤字という非常事態にもかかわらず、業務の効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資を完全に拒絶し、CRMの刷新や事務員さんの待遇改善といった「組織の筋肉質化」には目もくれず、彼らが選んだ次の一手は、なんと「定年退職した役職者ををアルバイトで雇い戻して営業サポートをさせる」という驚きの前例踏襲をしているそうな。
「人が増えれば売上が戻る」という因果関係の逆転。仕組みではなく、古いマンパワーに依存し続けるその姿に、未来を担う若手社員たちは呆れ果て、静かに泥舟から飛び降りる準備を始めている。
適正サイズへの縮小と効率化を恐れ、議論を避けて静観を決め込むトップ。その元気のない背中こそが、崩壊の何よりのシグナルだと思う。
市場の縮小は残酷だが、変化を拒む組織の末路はさらに残酷で、私たちは組織の看板に依存せず、個人としての生存戦略を冷徹に裏で進めるしかないように思う。
そして、沈みゆく組織の中でふっと思う。
水の温度はドンドン高くなってるのもう気づいてるよね?飛び出さないと死ぬよ。
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