リストラ宣告を受けてから約1か月半が経ち、ようやく職が決まりました。
転職サイトに2社登録し、チラホラ書類選考も通り始めた矢先に取引先から紹介された会社さんに二度面接に伺った結果、採用して頂きました。
我ながら不思議な気持ちではありますが、紹介してくれた取引先の方には大変感謝しております。
採用された理由としては下記になります。
・同業種だったこと
・今までの経験がそのまま活用できそうなこと
・年齢的にも特に問題なく、今までの経験を社内共有できそうなこと
今、振り返るとリストラ宣告された時はどうなるのやら?と非常に不安になりました。
人生初、リストラ宣告、対処方法の前例は自分の中にはありません。
その時、思いついたのは7年前にうつになった時のことです。
とにかく、発信し、今の状況を家族、友人も含めて伝えること。
家族、友人はドン引きするでしょう近い人程、窮地に陥ると距離を取りたがるものです。
生存本能から災いから逃れるという行動に移るんだと思います。
今回、主に発信したのは取引先で①仲のいい人、②直近共に行動する予定がある人、③先々、行動予定を立てようとしていた人には連絡を取りました。
個人的な感覚ですが、10人いると2-3人程は親身に話を聞いてくれ、中には所属している会社や取引先を紹介すると言ってくれたりします。
10人全員に期待しないでください。
話を聞いてもらえるだけでも自分の心を整理でき、次の行動に移る気持ちになれます。
私の場合はある方が熱心にあちこち紹介して頂いたお陰で希望の条件で転職することができました。
入社後、どんなことがあるかはわかりませんが、リストラ宣告されることより楽だと思ってます。
最近は大企業も黒字リストラを実施している会社も増えてきてます。
50代は数も多いし、DXにも不向きな人も多く、給与が高い。
表面上は年功序列ですが、この辺りを精査し、次世代に投資し、世界的な生き残りを図りたいということでしょう。
法律上、日本でもお金を積めばクビにはできます。
現に私も退職日1か月以上前の告知、業績不振等の会社都合の場合、解決金を最大給与3か月分支払えば、整理解雇通告を受けました。
今後、こういうことが増えてくると思いますので、備えは大事です。
・無収入でも半年から1年程の生活費は大事
・転職サイトで自分の市場価値と職務経歴を確認しておく
・職種に応じた資格等の取得
・勤務先、取引先に無用な敵は作らない(無敵の人になる)
・家族、友人との人間関係を良好にしておく
・健康第一
当たり前のようですが、この当たり前ができない。
だから、人生の「まさか」に躓いたりするんだと思います。
幸い、HSPで心配性なので本能的にバランスは取れていたようです。
中高年の我々の少年期に刷り込まれた普通の生活(結婚、子ども2人、家・車購入、会社員)というのは古き良き時代の一時的な習慣だったのかもしれません。
とにかく、人生初のリストラ宣告からなんとか次の仕事を見つけました。
8社目の転職を経て今後、次の会社に自分の経験を共有していこうと思います。
8社目と聞いて前世代の方から上から目線でご指摘を受けることもありましたが、逆にその経験を自社に落とし込んで欲しいという経営者様もおられます。
時代の変化が激しい時代、新卒採用、年功序列、1社奉公できることの方が珍しくなるかもしれません。
この経験が読んで頂いた方の糧になればと思います。
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