こんにちわ!ハイリー(@yoshinagan77)です。
ようやくテレビで「HSP」について大々的に放送されましたね。
私は録画をして観ました。
特性がうまく表現されていたので、これから「自分、HSPだから」と言えば、少しは周囲とのやり取りも支障なく過ごせそうですね(^^)
ところで、この「HSP」という気質、「繊細」「敏感」「臆病」など悪いイメージが先行していますが、その特性は「高感度」なので「非HSP」が気づかないようなことに気づいてしまっているということ。視点を変えれば、先手を打てる「能力」を備えているのです。
それが天?神?仏?から「Gifted(ギフテッド)」与えられた能力です。
神経の昂りでどうしても「不安」「心配」に走りがちですが、「不安」「心配」にたどり着く前に自分をコントロール術があれば、この「Gifted」を良い方向へ活用することができるのです。
一説には多くの成功した経営者は「小心者」だといいます。
この本だと「スティーブ・ジョブズ」がその一人だというのです。
興味深くないですか?
また、歴史的人物では「織田信長」もそうだというのです。
以前のブログにも書いた「小心者のままでいい」の著者「湯澤剛」さんもその一人。
では、どのように「高感度」を「強み」に変えていくのかを本の内容を紹介しましょう!
【読了】小心者思考 その強さの秘密
第1章 なぜ、小心者のほうが成功するのか?
- 小心者思考ができる人は、何がすごいのか?
- 小心者は危機察知能力が高い
- 小心者はリスクヘッジを徹底する
- 小心者は、気が小さいからこそ大胆に行動できる
- 小心者だから人の痛みを分かってあげられる
- 「うまくいかなかったらどうしよう」
この考えが結果として発想を豊かにする - スティーブ・ジョブズはなぜ、プレゼンに3日かけたのか?
- 成果を出す小心者は謙虚である
- 成果を出す小心者は人から応援される
第1章の目次ですが、興味がそそられるものありませんか?
小心者とは書かれていますが「HSP」のこと
これらすべて「HSPあるある」ですよね?
気になったところだけ紹介します。
小心者思考ができる人は、何がすごいのか?
小心者思考ができる人は周囲の目以上に「自分の目を気にする人」
自分が自分に一番厳しいのかもしれません。
例えば、
- 人に迷惑をかけないように先回りして動く
- 自信がないからこそ、やれることをしっかりやる
- 不安だからこそ、あらゆることを用意周到に行う
- 仕事でもプライベートでも不安や心配事を取り除こうとする
- 聞き上手
- 特定の相手と親密な関係を築きやすい
- 気配り、気遣いができる
- ほかの人が気にしないところまで徹底してこだわる
我々、「HSP」には普通のことでもこれはすごいことなんです。
小心者は危機察知能力が高い
注意すべきところは「事実と不安」を切り分けて考えること。
ただ事実だけをみて「〇〇になるかもしれない。だから、対策しよう」というように考えるだけで解決できます。
これができないと「厳しい自分の目」で「うつ」になりますよ(笑)
私は「うつ」になったので…(苦笑)
小心者はリスクヘッジを徹底する
「問題は自分の心や感情に振り回されること」
「不安だ、心配だ。だからこうしよう。」と取り組みましょう。
「うまくいかなかったらどうしよう」この考えが結果として発想を豊かにする
「HSP」は「物事を深く考えます」
結果、勝手にいろいろなシミュレーションをしてしまいます。
これは「ASK IF の思考法」というそうですが、主に「ネガティブなもの」になりがちです。
これを「悪いほうだけに想像力を使わない」で「ちょっとだけいいほうへ発想してみる」と発想や想像力の豊かさが活きていきます。
第2章 小心者思考の秘密
- 成果の出る小心者と、
成果の出ない小心者は何が違うのか? - 小心者はダメなことなのか?
- 最高の結果を生み出す「小心者思考」の秘密
- 小心者思考その①「先を見通すリスクマネジメント力」
- 小心者思考その②「人に好かれる力」
- 小心者思考その③「気を配る力」
- 小心者思考その④「観察する力」
- 一見、メンタルが強い人でも、実は気が小さい
- 臆病な自分の活かし方
- 臆病を活かす3つの知恵①「気にしすぎ」を「気配り」に変える
- 臆病を活かす3つの知恵②思考をアイディアにして、行動に変えてみる
- 臆病を活かす3つの知恵③卑下をエネルギーに変える
またまた、気になったところだけ紹介します。
成果の出る小心者と、成果の出ない小心者は何が違うのか?
これ、気になりますよね?
答えは「小心者であることを肯定的にとらえられているかどうか」です。
「小心者」「HSP」と聞くと「繊細」「敏感」「気が小さい」「臆病」などとネガティブワードがすぐに思いつくと思います。
自分が「そう思う」と「そうなってしまう」
SOSの法則というそうですが…「そう思えばそう」
これは二面あるものの一面のみを見ていますので、もう一面もみるということで正しい認知を行い、認知のゆがみを正しましょう。
小心者はダメなことなのか?
これはかなり気になるところです。
世の中は「強いもの」に惹かれます。
遺伝子レベルでも「強いものが生き残る」とインプットされているので惹かれるのは当然です。
その結果、「臆病なもの」「気が弱いもの」はネガティブにみえてしまうのです。
でも、本当に生き残るのはダーウィンもいう通り「強いものではなく、変化できるもの」ですよね?
「小心者」「HSP」は「危機察知能力が高く」「リスクヘッジもできる」「周囲への気配りも完ぺき」。
さて、これから変化の激しい時代に「強いもの」と「小心者」のどちらが生き残っていくのでしょうか?
臆病な自分の活かし方
- 「気にしすぎ」を「気配り」に変える
- 思考をアイディアにして行動に変えてみる
- 卑下をエネルギーに変える
この3点ですが、いつも「受動的」になっていることを「能動的」に変えるということです。
「高感度」ですから人よりも多くの情報をキャッチしてます。
それに対して「どうしよう…?」と「受け身」になるだけでなく、「こうしよう!」と積極的にして行動に転じていくことで自分の「臆病=高感度」が活かせるのです。
第3章 小心者を武器に変える方法
- 小心者を武器にする3つのステップ
- 第1ステップ「小心者の自分を変えようとしない」
- 第2ステップ「小心者の自分を認める」
- 第3ステップ「小心者の自分の強い実を最大化する」
- 「実は小心者・・・」を目指しなさい
- 「石橋を叩いて渡る」を続けよ
- 「臆病」を「謙虚」にまでもっていく
- 成果を独り占めしない
- 小心者の話の合わせ方
- 考えは小心者に、行動は大胆に
- アイディアは最低でも2案持つ
- 台風思考
またまた気になるところを紹介しますね。
第2ステップ「小心者の自分を認める」
どうしても自分の特性に「ネガティブ」イメージを持ちがちですが、前述したようにすべてに2面性があります。
「ネガティブ」イメージを持っていたものの裏側も認めてはどうでしょうか?
認めて活かすことを考えると自分を「卑下」し続けるようなことはなくなりますよ。
台風思考
「いったい、なんじゃそりゃ?」と私は思いました。
「台風思考」とは「台風に備えてあらゆることを想定して想定外をゼロに近づける」というものです。
「台風は直撃しない」「台風が直撃しても大丈夫だろう」という楽観思考ではなく、「もしも停電したらどうしよう?」「もしも窓ガラスに何かぶつかってきたら?」「もしも買い物に行けなくなったら?」と想定して、準備しておくことです。
「小心者」「HSP」には得意なことではないでしょうか?
第4章 小心者のための「心を整える」法
- 感情の変化を観察すると、心は回復する
- 折れない心を作る3つの法
- 他人の目を気にしない訓練
- すぐにできる感情コントロールの3つの技法
- 呼吸のコツを身につける
- 一瞬で冷静さを取り戻す技術
- 「自分なんて」をほめ言葉にする
- 小心者と楽観主義を両立させる
感情の変化を観察すると、心は回復する
これは「小心者のままでいい」の著者「湯澤剛」さんも違う言葉でこう言われています。
感情のモニタリング
今、自分の感情がどうなっているかを客観的にとらえる。
そうすることで感情に振り回されなくなるというのです。
実際、私も試してみたところ効果があったので継続してます。
自分の感情がたかぶり始めたところで「キタキタキタキタ」と観察して、「不安、心配ではなくただの神経のたかぶり」だといい聞かせてます。
折れない心を作る3つの法
- 折れない心を、ことさら作ろうとしない
- 悩む時間を決める
- 今日一日だけ折れないと決める
折れない心を、ことさら作ろうとしない
折れない心を作ろうとすると「折れている心」を認めてしまうことになるので、意識して折れない心を作ろうとしてはいけないのです。
これを「努力逆転」というそうです。
まさに「禅問答」ですね(笑)
悩む時間を決める
いったん気になるとエンドレスでそのことばかりを考えがちな「HSP」
悩む時間も決めておかないと自分の感情に引きずられて余計なミスを犯しかねません。
なので、悩む時間を決めておきましょう!
今日一日だけ折れないと決める
「千里の道も一歩から」
いきなり、「折れない心」を手に入れることはできませんので、「今日一日だけは」と毎日続けることで「折れない心」が形成されていきます。
「まずは今日一日、折れない」ようにしましょう!
すぐにできる感情コントロールの3つの技法
- 息を吐きながら親指を引く
- 首・肩・腕のセルフマッサージ
- 肯定的に宣言する
一瞬で冷静さを取り戻す技術
- 第一ステップ どんな時にパニックになりそうか書き出す
- 第二ステップ とるべき行動を書き出してみる
やはり、「書き出す」という行為は「思考を整理できる」ので、効果的です。
第5章 小心者のための人間関係の技術
- 成果を出せる小心者は他人を攻撃しない
- コミュニケーション力は「意識」で変わる
- 無用な争いを避けるためには先に頭を下げる
- 議論をしない
- 争いを避ける臆病さが成功を呼び込む
正直、この章の内容はあまり気になるところがありませんでした。
不思議なくらいに気にならなかったので割愛します。
まとめ
この本は「HSP」の特性を強みに変えるきっかけを与えてくれる本です。
普段、ネガティブな部分に意識を向けすぎてポジティブな部分への意識をおろそかにしていたように思います。
改めて我々「小心者」「HSP」の短所を知りつつ、長所を活かせばきっと今までよりも前向きな生活、人生を送っていけるように思います。
以上、ハイリーでした。
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