沈みゆく組織の中で、ふっと思う。〜「今まで大丈夫だった」という名の死刑宣告〜

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転職してわずか3ヶ月。

私が放り込まれるのは、2期連続赤字、今期は1.15億円の出血を垂れ流す「ベテランチーム」という名の姥捨山。

売上11.5億に対して1割以上の赤字。

そりゃ〜、傍から見てても何をやってるか分からないベテラン社員、事務所内でバタバタしてるが、給料だけは一丁前に高いので若い衆からも煙たがられ、陰口叩かれ、それでも気にせず、存在してるんだから赤字にもなるよね(笑)

普通なら、経営陣も社員も夜も眠れないはずの数字なんだがさすが「自称ホワイト企業」、放置している。

でも、こんな結果なのになぜか経営陣含めて普段から流れる空気は驚くほどまったりとしている。

唯一、謎の顧問と言われる人だけが厳しい意見を残してたりするが経営陣に響いているのだろうか?

今期も赤字になることは事前に予測済みだったので、ベテラン社員には数字の深刻さを説いていたけど、
返ってきたのは、慈愛に満ちた、しかし救いようのない「おバカ」な一言だった。

「そんなに焦らなくても。今まで大丈夫だったから、今回も大丈夫だよ!」

……私は、言葉を失った。

その根拠なき自信は、どこから来るのか。
「今まで大丈夫だった」のは、たまたま運が良かったか、あるいは先人が残した貯金を食い潰していただけだ。
過去の延長線上に未来があると思い込んでいる彼らの脳内では、時計の針は昭和で止まっているのか?

彼らにとっての「大丈夫」は、「会社が倒産するその瞬間まで、給料が振り込まれること」を指しているのだろう。

だが、経営資源(ヒト・モノ・カネ)が枯渇した組織において、その「大丈夫」の期限はもう、すぐそこまで迫っているんだよ?分かるかな?

そして、ふっと思う。

彼らと同じ船に乗っている以上、私も物理的には沈む運命にある。

しかし、精神的な「脱出用ボート」の準備だけは、彼らより100倍早く進めている。

借金を差し引いても、私には生き残るための十分な資産という「浮き輪」がある。

思考停止している彼らを観察しながら、私はそっとスマホで株価を確認する。

「今まで大丈夫だったから大丈夫」
その言葉が、彼らにとっての「終わりの始まり」の合言葉に聞こえてならない。

私は静かに、会社に残された時間内で制度を最大限に利用して蓄財とこの会社の出来事をメモにすること続けるだけだ。

仕事
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